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こんにちは! ブランドリデザインの似鳥(PLOFILE)です。

今日は実例をあげて、売れる商品をつくるための「デザイン思考」について
私自身が最初に商品をドキドキしながら開発した体験をもとにご紹介したいと思います!

10年以上前のことですが、
伝統工芸の価値は素晴らしいのに、なかなか一般の方にそれが伝わらない・・・と感じていた頃、
こんな商品を作りました。(現在は、だいぶ状況が変わって、素敵な伝統工芸品が増えて嬉しいです!)

江戸切子のお箸置き

現在はメーカーとのライセンス契約になっており、詳しい販路はよくわからないのですが
最近、新宿伊勢丹でこの商品を見かけました。長く愛される商品になっているようで嬉しいです!

この商品、私が勝手に思い立って自分で企画しました・笑
勤務していた会社の社長にお願いして、業務の隙間時間に
個人的な企画をすすめる許可をもらいました。
そして、切子の伝統工芸士さんを探し、素材をつくってくれるメーカーを探し、
伝統工芸士さんと、メーカーの社長に直訴して製品化しました。

うーん、若かったなぁ・笑

当時、まったくマーケティングのことも知らない状態だった私ですが
今思えば、あのときフルに活用していた「思考法」が
「デザイン思考」だったことに、最近になって気づきました・笑 ←今更?!

課題(問題)を明確にする

最初のステップは、課題(問題)を明確にする、ということ。
この商品を開発した当時、今ほど、デザイン性の高い伝統工芸品が開発されていなくて、とても残念に思っていました。今はどうだかよくわかりませんが、高級ブランドが日本の伝統工芸士に仕事を依頼して、それを海外ブランドの名前で販売していることがけっこうあったんです。高度な技術は日本のものなのに、日本の伝統工芸のブランドではなく、海外ブランドとして販売されているのって、ちょっと悔しいじゃないですか! なので、現代の生活に取り入れたくなるような、デザイン性の高い商品にする、という課題(問題)を解決する商品を一つ作ってみよう! と思いました。

ゴールを明確にする

伝統工芸品の価格を考えると、プレゼント用途が多いだろうと考えました。そして、この商品を受け取るシーンを、イメージしました。「欲しい」という感情が湧き上がるって、どういうときだろう? と、イメージしたんです。イメージって、便利ですよねー 何度でも無料でシュミレーションができます・笑
プレゼントをもらった人が袋から出して、包装紙を開け、箱を開いた時に、「わぁ!」「すてき!」と「感情」が動くシーンをイメージ。それをプレゼントした方も、センスがいい人だなぁ! と思ってもらえるのも大事なポイント。

というわけで、この2点をゴールにしました。
この段階では、どういう「手段」をとるかはまったく考えませんでした。

解決策を考える

具体的な手段を考えたのはゴールがはっきりしてからです。
勤務先の企業に活動の許可はもらったものの、開発費は自費。
制限がある中で、どう課題を解決するか・・・
・小さいもの
・プレゼントしやすい販売価格・・・3万円程度まで
・加工が可能なもの
・伝統的なデザインかつ、新鮮な印象もある
・パッケージを開けた時に、「丁寧」「折り目正しい」イメージが伝わる
など、具体的にどうするかを「考え」ました。

hashioki-package

ちなみに、商品開発と言いますが、商品と、販路を別々に考える、ということはしていなかったように思います。「こういう場で販売する」というイメージがゴールを明確にした段階で、出来上がっていたのです。
購入者にとっては、「商品そのもの」だけでなく、「ストーリー」も、「パッケージ」も、販路も「価値」になるのです。

初めてのことをするときは、ドキドキの連続!

若かったので、プロトタイプの制作費、5万円程度だったと思いますが、その出費もドキドキしたことを思い出します(笑) メーカーの社長さんにアポイントをとるのも、電話するだけで、とても緊張しました・笑

現在は、10年前よりもずっと、販売もしやすい環境が整っていると思います。

売れる方法を知りたい! と思いましたが、結局のところやってみないとわからないんですよね。
あるマーケティングコンサルタントが実に地道な方法を紹介していました。

  1. 思いつくマーケティングの手段を10コあげて
  2. 優先順位が高い順に並び替え
  3. 上から5コ実践する

やることを決めたら、あとは地味ですが、実践するのみ。

商品・サービス開発とブランディングで困ったら、
ぜひ一度、ご相談ください! 一緒に解決策を考えましょう!

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brandori & nitadori

ブランディングデザイナー。トリ仲間のご縁でブランドリに師事。早稲田大学卒業後、グラフィックデザイナーとして制作会社に勤務、新国立劇場オペラ、経済系出版社、建設業の宣伝広...

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